ゆるり的勃起学《勃起のメカニズム》

勃起は、複雑な神経・血管・筋肉の相互作用によって制御されています。

【勃起のメカニズム】
①性的刺激
勃起の最初のステップは、性的刺激です。視覚、聴覚、触覚、思考など、様々な刺激がセンサーによって感知されます。

②中枢神経系への伝達
性的興奮が中枢神経系に到達すると、脳の一部である性的興奮中枢が活性化されます。この中枢は一連の化学物質である神経伝達物質を放出し、陰茎の血管に影響を与えます。

③血管の拡張
性的興奮により、中枢神経系から放出される神経伝達物質が陰茎の血管を拡張させます。特に一酸化窒素(NO)が重要な役割を果たします。NOは海綿体内の平滑筋細胞を弛緩させ、血管を拡張させる作用があります。

⑤海綿体への血液流入
血管の拡張により、陰茎の海綿体に豊富な血液が流入します。海綿体は海綿状の組織で、多数の小さな血管で構成されています。血液の流入により、海綿体の空洞が充満し、徐々に膨張していきます。

⑥海綿体内の血液滞留
陰茎が硬直した状態を維持するためには、海綿体内の血液が滞留する必要があります。この滞留は、海綿体を取り囲む静脈の圧迫によって実現されます。

血管の拡張に関わるのが、副交感神経。
リラックスモードの副交感神経が勃起を支配するって、なんか不思議ですよね。

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