男性更年期障害について

以前少し触れましたが、男性にも更年期障害はあります。

テストステロン(男性ホルモン)は、20歳以降徐々に減少していくと言われています。

男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、またはLOH症候群)とは、テストステロンが減少したり、ホルモンのバランスが乱れたりすることにより、身体面・精神面・性機能面などに様々な症状があわられることをいいます。
女性の更年期障害は閉経前後5年に起こりますが、男性の場合40代以降どの年代でも起こる可能性があります。
しかもその症状が生涯にわたって続くこともあります。

【男性更年期障害の症状】
・集中力低下、決断力の低下
・不安、パニック
・イライラ
・うつ
・興味や意欲の喪失
・不眠(入眠障害、中途覚醒)、日中急に眠くなる
・ほてり、のぼせ、多汗
・動悸、息切れ
・頭痛、めまい、耳鳴り
・肩こり、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感
・ED、性欲低下、勃起力低下

似たような症状が出る疾患がいくつもあるので、区別が必要です。
・うつ病などの精神疾患
・睡眠時無呼吸症候群
・糖尿病
・甲状腺関連の疾患

男性更年期障害のセルフチェックとして、AMSスコアというものがあります。
症状がない場合を1点、非常に重い場合を5点、5段階の重症度で評価します。

【AMSスコア】
1.総合的に調子が思わしくない
2.関節や筋肉の痛み
3.ひどい発汗
4.睡眠の悩み
5.よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
6.イライラする
7.神経質になった
8.不安感
9.からだの疲労や行動力の減退
10.筋力の低下
11.憂うつな気分
12.絶頂期は過ぎたと感じる
13.力尽きた、どん底にいると感じる
14.ひげの伸びが遅くなった
15.性的機能の衰え
16.朝勃ちの回数の減少
17.性欲の低下

27~36点 軽度
37~49点 中等度
50点以上 重度

簡易的な書き方をしてるので、気になった方はAMSスコアで検索してみてください。

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