ゆるり的勃起学《自律神経①》

勃起と自律神経には密接な関係があります。

自律神経とは、身体の自動的な機能を制御する神経系の一つで、交感神経と副交感神経の2つの部分から構成されています。

勃起は、男性器の海綿体が血液で充満することによって生じます。
このプロセスは、性的興奮によって引き起こされます。
勃起には、交感神経の興奮が関与しています。

交感神経は、ストレスや危険に対する反応として活性化されます。
性的興奮も、身体にストレスをかける要素があるため、交感神経を活性化することがあります。
この結果、交感神経からノルアドレナリンが放出され、陰茎の海綿体を収縮させる働きを持つアドレナリン受容体を刺激します。

しかし、勃起は副交感神経の活性化も必要です。
副交感神経は、リラックスや休息に関連しており、海綿体を拡張することで勃起を促進します。
副交感神経からは、血管を拡張させる一酸化窒素が放出されます。
一酸化窒素は、海綿体の平滑筋を弛緩させ、血液の流入を増やす作用を持っています。

したがって、勃起には交感神経と副交感神経のバランスが重要です。
交感神経が優位な状態では、勃起が難しくなることがあります。
また、自律神経が不調になることで勃起障害が引き起こされることもあります。
自律神経のバランスを整えることは、健康的な勃起を促進するために重要です。

副交感神経を優位にするには、不安や緊張は大敵です。
女性を前にした緊張や、中折れに対する不安など、”無意識の意識”があなたの勃起ポテンシャルを阻害してるかもしれません。

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